東大寺ミュージアム

東大寺ミュージアム

Museum

2025年 7月
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東大寺ミュージアム休館日

展示のご案内

  • 東大寺の歴史と美術

     東大寺ミュージアムでは「東大寺の歴史と美術」をテーマとして、常設展示および特集展示などを行っています。

     常設展示ではミュージアムの本尊である千手観音菩薩像のほか、法華堂伝来の日光・月光菩薩像、奈良時代の誕生釈迦仏像や大仏開眼供養に用いられた伎楽面など、多くの寺宝をご覧いただけます。特別公開・特集展示については下記でご案内しています。

     

    令和7年7月13日(日)~10月30日(木)の展示品目録はこちら

       

     

  • 特集展示「東大寺の仮面」〔第1室〕

    令和7年7月13日(日)~10月30日(木)

     

     「仮面」とは人間が何かに扮装する時に素顔の上に着けるものです。日本では仮面を着ける目的は娯楽や儀礼など様々であり、扮装の対象もそれに合わせて異国の人々であったり、神仏であったり、動物であったり、色々な種類のものが作られてきました。東大寺にも古代の仮面舞踊劇で使用された『伎楽面』、同じく古代から行われる舞楽で使用された『舞楽面』、平安時代後期頃から盛んになる練供養という法要で使用される『行道面』などが残されています。東大寺面の特徴は法要の継続に伴い、実際に使用されながら今に伝わったことで、使用痕が多く確認できることです。何世代もの人々の顔を覆った仮面は、繰り返し修理をされて仏前に歌舞音曲を奉納してきました。ここでは東大寺に伝来する様々な仮面の一部をご紹介いたします。

      

     

    〈展示品〉

    重要文化財 伎楽面(酔胡従) 奈良時代(8世紀)

    重要文化財 伎楽面(酔胡従) 奈良時代(8世紀)

    重要文化財 舞楽面(皇仁庭) 平安時代・長久3年(1042)

    重要文化財 舞楽面(納曾利) 鎌倉時代(13世紀)

    重要文化財 行道面(菩薩面) 平安時代(12世紀)

     

    関連展示〔第2室〕

    国宝 狛光行東大寺諸会楽頭職譲状案 平安時代・仁安2年(1167)(7/13~9/4)

    国宝 東大寺上座覚仁書状      平安時代(12世紀)    (7/13~9/4)

    国宝 南都楽所楽人狛季真起請文   鎌倉時代・嘉元元年(1303)(9/5~10/30)

    国宝 手掻祭楽頭得分注進状     鎌倉時代・嘉暦元年(1326)(9/5~10/30)

  • 特集展示「知足院の地蔵菩薩と追善」〔第4室〕

    令和7年7月13日(日)~9月4日(木)

     

     東大寺の境内の北端に位置する知足院には、中世以来、霊験あらたかなことで有名な地蔵菩薩像が安置されてきました。この地蔵菩薩像は縁起書によれば鎌倉時代の学僧・貞慶が春日大社の神様のお告げを受けて作ったものと言われています。この御像は貞慶から弟子の良遍へ、さらにその弟子の覚澄へと代々受け継がれ、大切にお祀りされてきました。地蔵菩薩は六道を輪廻し人々を救済してくれる仏様として信仰を集めたため、亡くなった親しい方の冥福を祈るための本尊ともなりました。ここでは知足院の地蔵菩薩を守り伝え、追善供養された人々の歴史をご紹介いたします。

     

    〈展示品〉

          英俊御聞書 江戸時代(17世紀)書写

    重要文化財 地蔵菩薩立像(知足院伝来) 鎌倉時代(13世紀)

    重要文化財 釈迦如来坐像(善円作)   鎌倉時代・嘉禄元年(1225)

          栄祐上人画像        江戸時代・慶長18年(1613)

          十三仏図・十六羅漢図    江戸時代・享保10年(1725)

施設のご案内

東大寺は創建以来千二百数十年の歴史の中で、兵火や災害などにより幾度も罹災していますが、その都度、伽藍の再建に尽力するとともに、残された仏教彫刻・絵画・工芸・経巻類・古文書等の保存・継承にも努力してきました。

これらの寺宝を保管・公開することを目的に、平成23年(2011)10月、東大寺ミュージアムが開館。塑像などの壊れやすい寺宝を地震災害から守るため、展示室と収蔵庫部分に部屋免振装置を導入しています。

5つの展示室を備え、特に第2室は法華堂内陣をイメージして設計されており、その雰囲気の中で安置仏に接していただけます。また、特別展示なども折に触れて開催しています。

お願い

館内での撮影・スケッチ・懐中電灯の使用はご遠慮ください。

エントランスでは、聖武天皇が大仏さまに込めた思い、戦火からの復興など、東大寺の歴史を映像で紹介しています。

開館時間

4月〜10月/9:30~17:30(最終入館17:00)
11月〜3月/9:30~17:00(最終入館16:30)

休館日

なし(展示替、施設点検等で臨時休館あり)

入館料

大人(中学生以上)800円
小学生 400円

*小学校就学前(6歳未満)は無料

東大寺友の会(本人のみ)・大仏奉賛会(本人と同伴2名)・唯心会(本人のみ)の会員は、受付にて会員証をご呈示いただきますと無料でご入館いただけます。
団体入館料・心身障害者施設・養護学校・障害者手帳・奈良市の老春手帳・奈良市ななまるカードなどの対応はこちらをご覧ください。
個人の利用に限り、大仏殿とのセット券(中学生以上1,200円、小学生600円)がございます。
【お問合せ】TEL.0742-20-5511 FAX.0742-25-5553

【交通アクセス】東大寺への交通案内はこちら

 ※ 東大寺には駐車場はございません。お車のご利用はなるべくご遠慮ください。

 

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東大寺の経巻(展示替のお知らせ)

令和3年11月17日(水)~ 12月22日(水)

東大寺には奈良時代に書写されたものをはじめ、数多くの経巻が伝わっています、今回は12月16日が忌日である良弁僧正に関わる経典を展示いたします。

・顕無辺仏土功徳経  紙本墨書 奈良時代(8世紀)
 唐の玄奘三蔵による『大方広仏華厳経』寿命品(寿量品)の異訳。現実世界の時間と仏国土の時間を比較してその悠久を説いている。巻尾に別筆で「良弁僧正」とあり、良弁発願経の1巻と考えられる。

・大方広仏華厳経 巻第60  紙本金字 高麗時代・至正8年(1348)
 高麗国の忠穆王(ちゅうもくおう)の至正8年(1348)に高麗の貴族であった奇轍(キ・チョル)を願主とする白い紙に金字で写経された『華厳経』のうちの1巻。中世以降、東大寺では良弁僧正が所持していたものとして伝来している。

■現在、ミュージアム内で戒壇堂四天王立像(塑造・奈良時代)に加えて執金剛神模刻像2体(塑造・乾漆造)を特別公開しております。どうぞご拝観下さい。■