東大寺ミュージアム

Museum

展示のご案内

  • 東大寺の歴史と美術

     東大寺ミュージアムでは「東大寺の歴史と美術」をテーマとして、常設展示および特集展示などを行っています。

     常設展示ではミュージアムの本尊である千手観音菩薩像のほか、法華堂伝来の日光・月光菩薩像、奈良時代の誕生釈迦仏像など、多くの寺宝をご覧いただけます。特別公開・特集展示については下記でご案内しています。

     

    令和8年10月11日(日)~12月23日(水)の展示品目録はこちら。

     

    現在展示中の伎楽面

       

     

  • 開館15周年記念リレー展示『八宗兼学の寺』第8弾「東大寺の浄土信仰」

    令和8年10月11日(日)~12月23日(水)

     

     これまで7回にわたり仏教の「八宗」をそれぞれご紹介してきました。最終回の第八弾では「浄土」を特集いたします。八宗とは諸宗の総称という意味も持ちますが、厳密には伝統的な八宗という枠組みの中に浄土の思想は単独では含まれません。しかし、出離解脱とともに、他者救済をも目指す大乗仏教は、各宗とも仏国土である「浄土」に繋がる教えの要素を含んでいました。日本では平安時代に末法思想が広まると、この教えも徐々に身分や地域を超えて受容されます。故人の追善や自らの往生を願うこの思想は最も純粋な信仰のかたちと言えるでしょう。今回は八宗兼学の東大寺と浄土法門の歴史をご紹介します。

     

    《展示品》

    【第1章】重源上人ゆかりの阿弥陀信仰

        阿弥陀如来坐像 両手             平安∼鎌倉時代(12世紀)

     重文 五劫思惟阿弥陀如来坐像(勧進所阿弥陀堂)   鎌倉時代(12∼13世紀)

     重文 阿弥陀如来立像(俊乗堂)           鎌倉時代・建仁3年(1203)

     重文 阿弥陀如来坐像(四月堂)           鎌倉時代(12∼13世紀)

      

      

    【第2章】浄土信仰の展開

    〔前期展示 10/11∼11/16〕

     重文 阿弥陀悔過料資財帳              奈良時代(8世紀)

     重文 仏説観無量寿経(東大寺聖教のうち)      鎌倉時代(13世紀)

     重文 新修浄土往生伝巻下             平安時代・保元3年(1158)

     重文 仏説阿弥陀経義疏幷序(東大寺聖教のうち)   鎌倉時代(13世紀)

        南無阿弥陀仏作善集(影写本)          明治41年(1908)影写

     

    〔後期展示 11/16∼12/23〕

     重文 阿弥陀悔過料資財帳              奈良時代(8世紀)

     重文 顕無辺仏土功徳経               奈良時代(8世紀)

     重文 安養知足相対抄                鎌倉時代・天福元年(1233)

     重文 安養抄 第一∼第七(東大寺聖教のうち)      平安時代(12世紀)

        興福寺奏状                  江戸時代・天保9年(1838)

      

      

    【第3章】東大寺の浄土信仰と八宗兼学

     〔前期展示 10/11∼11/16〕

        往生住因                   江戸時代・万治3年(1660)

        決定往生集                  江戸時代・元禄9年(1696)

     国宝 宥俊訴状案(東大寺文書のうち)         江戸時代・慶長15年(1610)

        東大寺五劫面仏縁起              江戸時代・天和3年(1683)

        東大寺縁起絵詞                室町時代(16世紀)

        東大寺雑集録 第八               江戸時代(17∼18世紀)

        円照上人像                  江戸時代・宝永3年(1706)

        戒壇院定置案                 室町時代・長享元年(1487)

     

     〔後期展示 11/17∼12/23〕

        往生住因                   江戸時代・万治3年(1660)

        決定往生集                  江戸時代・元禄9年(1696)

        新造屋阿弥陀安置由来             室町時代(16世紀)

        東大寺八幡宮新造屋本尊阿弥陀如来像縁起草稿  江戸時代(17∼19世紀)

        東大寺六宗未決義               江戸時代・享保19年(1734)

        本願精霊勤行表白(三国伝灯記)         南北朝∼室町時代(14∼15世紀)

        凝然大徳像                  鎌倉時代(14世紀)

        戒壇院定置                  鎌倉時代・正和5年(1316)

  • 【終了】開館15周年記念リレー展示『八宗兼学の寺』第7弾「南都東大寺の教学ー三論と成実ー」

    令和8年8月25日(火)~10月5日(月)

     

     南都六宗のうち三論宗と成実宗は独立した宗として現在は残っていないため馴染みが薄いかもしれません。しかし、両宗ともに仏教の根幹ともいえる「空」の思想を扱うことなどから、現代にも大きな影響を与えています。とくに三論宗は飛鳥時代に日本に伝わった最初の学派としても有名です。東大寺では華厳宗と並ぶ二大支柱として江戸時代まで存続しました。

     成実宗は中国の南北朝時代に隆盛しましたが、三論宗を大成した嘉祥大師によって批判的に研究されたため、日本では平安時代以降、三論宗に附属する形で学ばれてきました。今回は論義書や綱要書といった聖教にみられる三論と成実の関りをご紹介します。

     

    《展示品》

    重文 中論 巻第三(東大寺聖教のうち)  平安時代(12世紀)

    重文 成実論 巻第十七(東大寺聖教のうち)平安時代(9世紀)

    重文 三論玄義(東大寺聖教のうち)    鎌倉時代・建長8年(1256)

       三論名教抄 巻第七         室町時代・文明14年(1482)

    重文 法勝寺御八講問答記 第一      鎌倉時代・承久4年(1222)

       春花略鈔 光明山集         鎌倉時代・徳治2年(1307)

       三論玄義検幽集 巻四、五、六、七  室町時代・永享4年(1432)

       三論玄義検幽集 巻二、三      江戸時代・寛永10年(1633)

       秀義抄 巻第一∼八         室町時代(15∼16世紀)

       嘉祥大師像            室町時代(16世紀)

     

    《関連展示》

    重文 成実論 巻第十二(東大寺聖教のうち)平安時代(9世紀)

    重文 成実論 巻第十五(東大寺聖教のうち)平安時代(9世紀)

施設のご案内

東大寺は創建以来千二百数十年の歴史の中で、兵火や災害などにより幾度も罹災していますが、その都度、伽藍の再建に尽力するとともに、残された仏教彫刻・絵画・工芸・経巻類・古文書等の保存・継承にも努力してきました。

これらの寺宝を保管・公開することを目的に、平成23年(2011)10月、東大寺ミュージアムが開館。塑像などの壊れやすい寺宝を地震災害から守るため、展示室と収蔵庫部分に部屋免振装置を導入しています。

5つの展示室を備え、特に第2室は法華堂内陣をイメージして設計されており、その雰囲気の中で安置仏に接していただけます。また、特別展示なども折に触れて開催しています。

お願い

館内での撮影・スケッチ・懐中電灯の使用はご遠慮ください。

エントランスでは、聖武天皇が大仏さまに込めた思い、戦火からの復興など、東大寺の歴史を映像で紹介しています。

開館時間

4月〜10月/9:30~17:30(最終入館17:00)
11月〜3月/9:30~17:00(最終入館16:30)

休館日

なし(展示替、施設点検等で臨時休館あり)

入館料

大人(中学生以上)800円
小学生 400円

*小学校就学前(6歳未満)は無料

●東大寺友の会(本人のみ)・大仏奉賛会(本人と同伴2名)・唯心会(本人のみ)の会員は、受付にて会員証をご呈示いただきますと無料でご入館いただけます。
●団体入館料・心身障害者施設・養護学校・障害者手帳・奈良市の老春手帳・奈良市ななまるカードなどの対応はこちらをご覧ください。
●個人の利用に限り、大仏殿とのセット券(中学生以上1,200円、小学生600円)がございます。
【お問合せ】TEL.0742-20-5511 FAX.0742-25-5553

【交通アクセス】東大寺への交通案内はこちら

 ※ 東大寺には駐車場はございません。お車のご利用はなるべくご遠慮ください。

 

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