(12/19)華厳宗元興寺復興の取組み「八雷神面」を迎えるためのクラウドファンディングへのご協力のお願い

華厳宗大本山東大寺の末寺である「南都 元興寺」は、日本仏教の礎を築いた法興寺(飛鳥寺)が奈良時代に平城京に移り718年に創建された1300年の歴史を持つ由緒ある寺院です。奈良時代には国家安寧を祈る七大寺の一つで,当時は現在のならまち一帯に広大な伽藍を構えていましたが、室町時代以降は金堂を焼失するなど寺域が縮小し、江戸時代末期の火災など、度重なる災害や時代の変遷により、かつての賑わいを失いました。江戸時代末期の火災では五重大塔や観音堂が焼失しましたが、薬師如来立像(国宝)や十一面観音菩薩立像(重要文化財)などの文化財が焼失を逃れ、1950年より奈良国立博物館に保管されています。

華厳宗元興寺の池田圭誠住職は、令和八年の東大寺修二会(お水取り)の練行衆として堂司を勤め、次回の参籠で十六回目を迎えます。

現在地域住民が主体となり池田住職と共に、失われた奈良時代の元興寺を再興し信仰を取り戻そうという取り組みが進んでいます。その活動の一つとして、現在奈良国立博物館に保管されています寺宝が元興寺に里帰りすることですが、まずは第一歩として奈良国立博物館のご協力のもと、「八雷神面」を境内に戻し来春の公開を目指しています。老朽化の進む本堂を改修し「八雷神面」を安置するための環境を整えることを目指し、そのために12月3日よりクラウドファンディングをスタートしています。

華厳経の「重々無尽の縁起」は、遠く離れた世界で起こっていることも、会ったこともないまったく知らない人も、動植物も微生物でさえ、すべてが無限の御縁で繋がっていることを意味します。一人の心からの信仰がバタフライ効果のようにとてつもなく大きな力へと変容することがあります。そのような純粋な祈りにより、奈良時代に260万人もの人々が大仏さま建立に携わり完成しました。

是非ともクラウドファンディングにご協力いただき、共に歴史と信仰を蘇らせる取り組みに携わり御縁を結んでいただければ幸甚でございます。

クラウドファンディング(CF)はこちらよりお申込みできます。

<CFのお問い合わせ>

宗教法人 元興寺

〒630-8384 奈良市芝新屋町12

総代の井辻敦雄様 090-6903-5048

E-mail:aitsuji4@gmail.com