(11/22・23)第23回 ザ・グレイトブッダ・シンポジウム(GBS) 「東大寺と災害」

 今年は阪神大震災から30年目の節目の年にあたります。この30年の間には東日本大震災をはじめ、熊本や能登でも大きな地震被害が出ており、また昨今は南海トラフ地震が危ぶまれているなかでもあります。こうした地震以外にも新型コロナウイルスによる疫災は記憶に新しく、また悲痛な風水害を耳にしない年はありません。

 東大寺の創建は疫病などの災害を鎮めるため、聖武天皇が仏教の力に頼ったことを濫觴とします。そのため、これまで歴史上発生した災害において東大寺はどのような被害を受け、どのように復興したか、ということに焦点をあてることで、災害について改めて考えるきっかけの年とすべく、今回のGBSは「東大寺と災害」をテーマとし、11月22日(土)と23日(日・祝)に東大寺総合文化センター金鐘ホールにて開催します。

ご関心のある方は是非ともご参加くださいますようお願い申し上げます。

 

 

令和7(2025)年 会場:東大寺総合文化センター金鐘ホール

11月22日(土) 13:30~16:45 開場13:00

基調講演 北河原 公敬(東大寺長老)「東日本大震災と東大寺のとりくみ」

特別講演 高妻 洋成(独立行政法人国立文化財機構 文化財防災センター・センター長「災害からの復興ー社会インフラとしての文化遺産」

研究報告 小原 嘉記(京都女子大学文学部史学科・教授)「中世東大寺と災害」

11月23日(日・祝) 9:30~13:00 開場9:00

研究報告 稲場 圭信(大阪大学大学院人間科学研究科・教授)「宗教的利他主義と仏教者の災害支援」

研究報告 佐々木 守俊(清泉女子大学総合文化学部・教授)「貞観3年の大仏再興」

総合討論 司会進行:吉川 聡(奈良文化財研究所文化遺産部・部長)

聴講無料 先着順