華厳宗大本山 東大寺の公式ホームページ「東大寺KID'S」大仏さまについて

大仏さまについて 奈良のシンボル的存在である大仏さま。誕生したのは今から1258年前のことでした

大仏さまについて


 聖武天皇(しょうむてんのう)の願いで745年に製作(せいさく)がはじまり、752年に完成しました。高さが約15メートルもあるとても大きな仏さまなので、『大仏さま』と呼ばれていますが、正式な名前は『盧舎那仏(るしゃなぶつ)』といいます。

 大仏さまは戦(いくさ)に巻(ま)き込(こ)まれて何度(なんど)も燃(も)えてしまったため、何度も修理(しゅうり)されて今の姿となっています。そのため、奈良時代から伝わっている部分は、台座(だいざ)、ひざ頭の一部です。

奈良時代、大仏さまが開眼(かいげん)される法要(ほうよう)の場面

奈良時代、大仏さまが開眼(かいげん)される
法要(ほうよう)の場面


大きな大仏さまを造った理由


 聖武天皇は、意味もなく大きな仏さまを造ったわけではありません。

 天平時代は正倉院宝物(しょうそういんほうもつ)に代表(だいひょう)されるように華(はな)やかな時代(じだい)でしたが、政治的(せいじてき)な争(あらそ)いや、かんばつ・ききん、凶作(きょうさく)、地震(じしん)、天然痘(てんねんとう)の大流行(だいりゅうこう)など、とても苦しい時代でもありました。

 そこで聖武天皇は、仏教(ぶっきょう)の根本経典(こんぽんきょうてん)といわれる『華厳経(けごんきょう)』を政治の中心にすえて、人々の心が思いやりの精神(せいしん)でつながることができるよう、さまざまな政策(せいさく)を実行して行きます。

『華厳経』には、お釈迦(しゃか)さまの身長を10倍することによって、無限大(むげんだい)の宇宙(うちゅう)を表現(ひょうげん)することが説(と)かれています。

 東大寺の大仏さまは盧舎那仏(るしゃなぶつ)といって、宇宙(うちゅう)そのものを表しています。