華厳宗大本山 東大寺の公式ホームページ「東大寺KID'S」ごあんない

ごあんない 東大寺はどんなところなんだろ??

東大寺とは


 東大寺(とうだいじ)は、奈良時代(ならじだい)に聖武天皇(しょうむてんのう)が仏教(ぶっきょう)の教えを中心にして、国を守るために建(たて)てたお寺です。国民ひとりひとりが思いやりの心でつながるように、その上で東アジア地域において日本の国造(くにづく)りを考えました。
そのために建築(けんちく)・河川(かせん)の整備(せいび)・福祉(ふくし)・医療(いりょう)など人々が安心して暮らせるような政治(せいじ)をおこないました。

「奈良の大仏さま」が有名で、大仏さまを拝(おが)むために、昔も今もたくさんの人々が訪(おとず)れる日本を代表するお寺のひとつです。

東大寺の法要(ほうよう)や行事


お水取り(修二会:しゅにえ)

毎年3月1日〜15日

奈良時代に始まってから現在まで一度(いちど)も途切(とぎ)れずに続けられてきた法要です。選ばれた11人のお坊さんが、私たちにかわって、私たちのおかした罪(つみ)を許(ゆる)してもらえるよう、また、世界の平和や私たちが幸せになるように観音(かんのん)さまにひたすらに祈(いの)ります。

この法要の中で、井戸(いど)からお水を取る儀式(ぎしき)があることから「お水取り」、修行に向かうお坊さんの道明かりとして燃(も)えさかるたいまつを使うことから「おたいまつ」などと呼ばれるようになりました。

二月堂の下の井戸にお香水がわき出てきた場面 東大寺

二月堂の下の井戸にお香水がわき出てきた場面


お身ぬぐい

毎年8月7日

大仏さまの体をきれいにする行事です。毎年8月7日の朝から120人近くの人で大仏さまの体をふいて、積(つ)もったほこりをとります。毎年バケツで8杯(はい)近くものほこりがとれます。
その後、大仏殿(だいぶつでん)の防災設備(ぼうさいせつび)を点検(てんけん)するために、防災訓練(ぼうさいくんれん)があります。

お身ぬぐい 東大寺